この記事は約2分で読めます。
本文は約1198文字です。
【本の要約】火花–又吉直樹
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2023/01/001bb4b01ef547adca792860d683b9ac.png)
こんにちは。
しもやん(@shimoyan0101)です。
このブログでは書籍
『火花』を
ギュッとまとめて紹介しています。
火花
著者 又吉 直樹
「取っ払いでギャラ貰ったから呑みに行けへんか?」
火花
ざっくりまとめました。
師匠
「申し遅れたのですが、スパークスの徳永です」
とあらためて挨拶すると、
その人は
「あほんだらの神谷です」と名乗った。
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2022/09/5a33bdf3c3fc1e4bf76afe928bbea48f.png)
漫才師
知ってる?
神谷、もう首まわらんくらい
借金でかなってんねん。
大林さんは、言い難そうな表情とは
不釣り合いの大きな声でそう言った。
いや、お前は全然悪くないねん。
神谷、お前の話する時、
ごっつ嬉しいそうやもん。
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2022/04/1bdc6dd2f777c76e4be269834e09bfa0.png)
そうつぶやく大林さんを見て、
しみじみと神谷さんの相方は
この人でなければならないと思った。
「せやけど、売れたいのお」という
大林さんの珍しく小さな声は
聞こえなかったふりをした。
微笑みながらテレビを見ていた
大林さんが
俺達がやってきた100本近い漫才を
鹿谷は生まれた瞬間に越えてたんかもな
とつぶやいた。
その残酷な言葉に
僕は思わず叫びそうになった。
表現で変えずに奥歯を噛んだ。
奥歯を砕いてしまいたかった。
ビールはこんな味だっただろうか。
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2022/08/c70221037b702589c53d4a32eb9ee191.png)
挑戦
僕は小さな頃から漫才師になりたかった。
僕が中学時代に相方と出会わなかったとしたら、
僕は漫才師になれただろうか。
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2022/12/2fbaf0d72ebab980cbcce922abe659a1.png)
一度で良いから舞台に上がってみてほしい
漫才だけで
食べていける環境を作れなかったことを、
誰かのせいにするつもりはない。
ましてや、
時代のせいにするつもりなど更々ない。
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2022/12/9c9a12eaeae046edab9ea6de892c703e.png)
世間からすれば、
僕達は二流芸人にすらなれなかったしれない。
だが、もしも「俺の方が面白い」と
のたまう人がいるのなら、
一度で良いから
舞台に上がってみてほしいと思った。
「やってみろ」
なんて偉そうな気持など微塵もない。
世界の景色が一変することを
体感してほしいのだ。
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2022/09/a5ac62abc2118cdb4abebba99335357c.png)
リスクだらけの舞台に立つ
自分が考えたことで誰も笑わない恐怖を、
自分で考えたことで誰かが笑う喜びを
経験してほしいのだ。
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2022/12/713db963fccd629a1447e0e42a2f36ab.png)
必要がないことを長い時間をかけて
やり続けることは怖いだろう?
一度しかない人生において、
結果が全くでないかもしれないことに
挑戦するのは怖いだろう。
無駄なことを排除するということは、
危険を回避するということだ。
臆病でも、
勘違いでも、
救いようのない馬鹿でもいい。
リスクだらけの舞台に立ち、
常識を覆すことに全力で挑める者だけが
漫才師になれるのだ。
![](https://www.ownstyle.tech/wp-content/uploads/2022/12/b2bb3bc68ab8e813ba62310d6e283788.png)
まとめ
この長い月日をかけた
無謀な挑戦によって
僕は自分の人生を得たのだと思う。
少しでも
興味を持ってもらえれば嬉しいです(^^)
コメント